我が家には子どもが2人います。
すでに成人していますが、ここまで育ってきた感想をよく聞くことが増えました。
親として「自分の子育ては正しかったのか」「子どもは寂しくなかったのか」等、今だから聞けることがたくさんあります。
現状の日本経済から考えると、共働き家庭は多いと思います。
我が家も共働き家庭です。
子どもが成長し、今では社会人となり自分で生活ができるまでになりました!
そこで今回、改めて子ども達に共働き家庭で育った感想を聞いてみました。
この記事から分かること
この記事を書いた人
共働き家庭・子どもの意見(保育園時代)
子ども達が保育園に通っていた頃はパートだったため、帰宅時間も早く、子ども達と一緒におやつを食べる時間がありました。
子ども達が病気で休んだ日は、親と一緒に過ごせることが嬉しかったようで、病気でしんどいはずなのになぜか喜んでいました。
登園時に泣くことも多々ありましたが、振り返ってみても保育園生活は楽しかったと言っています。
その一方で親は、
「まだ小さいのに・・・」
「本当はずっと近くにいてあげたいのに・・・」と日々葛藤していました。
子どもを預けて働くことにずっと罪悪感があり、できるだけ一緒にいる時間を楽しく過ごせるよう、私も童心に帰り遊んだりなどして工夫していました。
慌ただしい日々を繰り返していましたが、振り返ってみると親も子どももお互いに頑張ってきたのだと納得できるようになっていきました。
この頃はパート勤務でした。
子どもの病気や行事等で欠席することは避けられず、
勤務先を転々としていました。
家庭や仕事の優先順位等、葛藤の嵐でした。
共働き家庭・子どもの意見(小学生時代)
私は子ども達が小学生になったので、パート勤務時間を5時間から6時間へ増やして働くようになりました。
小学生になると学童保育を利用するようになり、小学1年生から3年程度利用していました。
楽しく過ごせる日もあったり、友達との関係が悪くなり「学童に行きたくない!」という日もありました。
夏休みや冬休みなどは、家では経験できないことを学童で経験させてもらい、「今でも楽しかった」と良い思い出も話してくれます。
3年生の冬休み前あたりから利用する回数を減らしていき、留守番の練習をするようになりました。
3学期からは学童を利用せず、家に直接帰宅するようになりました。
初めは下校してすぐ自宅に帰宅できることが嬉しかったようです。
ある日、娘が一人自宅で留守番をしていた時、夕立で雷雨になりとても怖い思いをしました。
雷が怖くて近所の祖母宅に電話をし、自宅まで来てもらったこともありました。
今でも娘の雷恐怖症は続いています。
また別の日は、学校行事で下校時間がいつもと違い、違う校門から下校した時に迷子になったこともあります。
泣きながら迷子になっている所に、偶然犬の散歩をしていた方に声を掛けていただき、小学校へ戻り、先生に自宅まで送ってもらったこともありました。
まだまだエピソードはたくさんありますが、心配なことも多かったですがその分たくましく育ってくれました。
1年生から6年生の間に心身共に大きく成長し、保育園で泣いていた姿が懐かしく感じるようになりました。
小学生の6年間はあっという間に成長し、
子供会の役員や学校行事等で親は特に忙しい時期でした。
仕事は一定の場所で続けられるようになっていきました。
共働き家庭・子どもの意見(中学生時代)
子どもが中学に入学すると、部活動や学校行事の準備等で下校時間が遅くなっていきました。
私はフルタイム勤務に変わったため、子どもより帰宅時間が遅くなる日が多くなりました。
帰宅すると、子どもが晩御飯を待ちながらそのまま疲れて寝ている時が何度もありました。
「本当はもっと早く帰りたいけど、教育費も貯めないと・・・」と様々な思いから葛藤は続きました。
やはり中学生になると下校時間と親の帰宅時間が同じぐらいになってくるので、「留守番させてしまっている」という罪悪感は減りました。
親が帰宅するなり「早くご飯が食べたい」と一言。
食欲を満たすことが最優先へと変化し、よく食べ、よく寝て、中学生生活を過ごしていました。
親は仕事で帰宅時間が遅くなり、子どもの食べる量も増えたため、家事にかけられる時間が短い中、いかに短時間で大量のおかずを作れるかをいつも考えていました。
食欲旺盛の子ども達のために、炊飯器を買い替えました
毎回大量に買い物をするため、冷蔵庫も一台増やしました。
登校する時間も早くなり、子どもの生活リズムに合わせて親の生活リズムを調整する日々が続きます。
思春期を迎え、自立していく子どもの姿が更にたくましくなっていきました。
フルタイム勤務を開始し、家事・育児・仕事の調整に慣れるまで大変でした。
子どもは大きく成長していても、退勤後、急いで帰って家事をしていました。
最後に
振り返るとあっという間の出来事に感じますが、親は家事・育児・仕事とハードな日々を繰り返し、子ども達は何度も寂しい時があったと思いますが、自ら環境を受け入れ、立ち向かってくれました。
今はその環境だったからこそ育まれたものもあったと思っています。
大きな事故やケガをすることもなく、様々な方に支えられてここまで成長しました。
この場をお借りして感謝申し上げます。
時々、小さいお子さんを見かけると、
「こんな小さい頃からずっと子育てしてきたんだな~」と感慨深くなることが増えました。
「日々必死で子育てをしてきた証拠だね」と夫婦でよく話をしています。
今は子育て大変だと思いますが、このように子育てを振り返る日々が待っていますよ~
家族を大切にするように、自分のことも大切にしてくださいね。
あまり頑張りすぎると、体調を崩しやすくなります。
無理は禁物です!!
周りに頼りながら、心にも体力にも余裕が持てるといいですね。